何度も観たくなる おすすめ難解 映画『複製された男』

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2度見ただけじゃわからない難解映画

  • 原題 : Enemy
  • 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
  • 出演:ジェイク・ギレンホール, メラニー・ロラン, サラ・ガドン
  • 上映時間 : 1時間30分
  • ジャンル:サスペンス (R15)
  • 2013年 (カナダ)

感想

 原作はポルトガルのノーベル賞受賞作家ジョゼ・サラマーゴの「The Double」。監督は「プリズナーズ」のドゥニ・ヴィルヌーヴ。大学講師と俳優の2役演じるのがジェイク・ギレンホール。大学講師の恋人が「グランド・イリュージョン」で美しい女性刑事を演じた、メラニー・ロラン。そしてジェイク・ギレンホールの母親役がなんとイングリット・バーグマンの娘でデヴィッド・リンチの「ブルーベルベット」で妖艶な歌手を演じたイザベラ・ロッセリーニ。この3人を見られるだけでもこの映画は素晴らしい。

 大学の講師アダムは人に勧められた映画の中に自分そっくりの俳優アンソニーを見つける。そしてアダムがアンソニーを見つけ出して二人は対面する。
最初、東野圭吾著「分身」のようなクローンの話になるのかと思ったら全く違う。何故2人が瓜二つなのかという謎が謎のまま。1回見たとき全く訳がわからなくて考察を読んで、どの辺りが鍵になるかということはわかっていたけど、ピタッとスッキリとするようなことはない。どう解釈するかはこちら側に委ねられてそれを楽しむ映画。
 訳がわからないまま終わりそうな気配でまたそのラストが強烈。「えっ!」と思っていると幕が下ろされ、呆然とするかんじ。でもちょっとニヤっとしちゃう。また見よう。

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本ページの情報は2023年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。