ジャッキー・ウィーヴァーの魅力が炸裂! おすすめ映画『ステージ・マザー』

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  • 原題 : Stage Mother
  • 監督:トム・フィッツジェラルド
  • 出演:ジャッキー・ウィーヴァー, ルーシー・リュー, エイドリアン・グレニアー
  • 上映時間 : 1時間33分
  • ジャンル:コメディ
  • 2020年(カナダ)

あらすじ

テキサスの田舎町に住むごく普通の主婦メイベリンは、ある日息子リッキーの訃報を受ける。長らく疎遠だった息子の最後を見届けるため、夫の反対を押し切りサンフランシスコへ。そこで、リッキーのパートナーであるネイサンから、彼がドラァグクイーンでゲイバーを経営していたことを知る。さらに、遺言を遺さずに他界したため、バーの経営権は母親のメイベリンにあること、そのバーが破綻寸前の危機にあることが発覚!彼女は困惑しながらも、愛する息子の遺したゲイバーを再建するために立ち上がるがー。

引用元:amazon prime video

感想

チア・アップ」でジャッキー・ウィーヴァー魅力にはまったので、彼女が主演のこの作品を見てみた。
 ジャッキー演じるメイベリンは、息子の葬儀に一人でサンフランシスコへ行くと決める。そこで行われていた葬儀は、ドラァグクイーンが歌う、踊るで、普通の葬儀を期待していたメイベリンはショックを受け、葬儀の途中で出て行ってしまう。最初は、いろいろ戸惑っていたメイベリンだけど、、亡き息子のお店への思いを知り、店を立て直そうと決めてからの彼女は、すごく頼もしい。きつい事を言われてもユーモアを交えて返す余裕すらある。
 息子の恋人ネイサンを「プラダを着た悪魔」に出演していたエイドリアン・グレニアーが、息子の親友でシングルマザーのシエナ役を「チャーリーズ・エンジェル」のルーシー・リューが演じている。最初、金髪だったので、ルーシー・リューと気づかなかった。
 お店の経営不振だけでなく、お店で働くドラァグクイーン達は、明るくしているけど、それぞれにみんな問題を抱えていた。その問題をメイベリンが優しく、温かく彼らの母親のように救っていく。そしてそれは息子を亡くした悲しみや息子に会おうとしなかった自責の念からメイベリンを救うことにもなっていく。メイベリンが一人でタクシーで帰るシーンは彼女が自分自身を誇らしく思い始め、だんだん自由になっていくようで素敵なシーン。
 そして、彼女のおかげ
もあって、お店が繁盛するようになると、それに伴って、田舎町のちょっと疲れた感じの主婦だったメイベリンがどんどんおしゃれに綺麗になっていく。
 この映画のもうひとつの見どころは、ドラァグクィーンのショー。素敵な歌がたくさん出てくる。
特にこの2曲が印象的。

 理解し難いものを拒絶し、否定したほうが楽だ。理解しようと努力し、受け入れることは苦しいことだと思う。今までの自分の人生や価値観を否定することにもつながるから。
 息子の死というとても悲しい出来事をきっかけに(この事がきっかけというのは悲しいけれど、それくらいのショッキングなことでないと人は変われないのかもしれない)
メイベリンは、息子の仲間たちと付き合い、受け入れることで息子を理解していく。そして彼らを救い、自分も救われてゆく。
そうした絶望の中から光と自由を見つけていくとても美しくキラキラした物語。

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