原題 | How to make an American quilt |
監督 | ジョスリン・ムーアハウス |
出演 | ウィノナ・ライダー, アン・バンクロフト, エレン・バースティン, ケイト・ネリガン |
上映時間 | 1時間56分 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1995年 |
ジャンル | ドラマ |
あらすじ
大学院生のフィンは、卒論を仕上げるために祖母ハイとその姉グラディが暮らす家にやって来た。やがてそこにはキルトを作るために女たちが集まり、それぞれの恋愛話を語り出す……。女七人の話がキルトを綴るように語られていく、恋愛についての物語。
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感想
主演のウィノナ・ライダーは、「シザーハンズ」「リアリティ・バイツ」などに出演していて大好きな女優さんだった。そのウィノナ・ライダーと当時から好きだったキルトの映画と聞いて、公開日を待ちわびて映画館に観に行った。その後もVHSを購入して何度も観たし、サントラCDも持っていた。そんな映画がU-NEXTで久々に観られて嬉しかった。
ウィノナ・ライダー演じる大学院生フィンは婚約者をおいて、ひと夏を過ごしに祖母宅にやってくる。祖母にはキルト仲間がいて、花嫁になるフィンのためにキルトを作っている。そのキルトのテーマが「愛の住むところ」。
そのキルト仲間のひとりひとりがフィンにかつての自分の経験した愛の物語を語っていく。その愛の物語は、別れや裏切りや憎しみなど哀しい思いに切なくなる。けれど、そこには確かな美しい愛があって素敵なキルトとして彩られる。最後にそのキルトをみんなで仕上げるシーンは何度見ても心がほのぼのと温かくなる。皆自分の人生を思い返しながら誇らしそうにしている表情は観ていてこちらもなんだか嬉しくなる。
特に大きな盛り上がりがあって、大感動するような映画ではないけど、その分何度でも観られて何度でもしみじみとした優しい気持ちになれる映画。
ウィノナ・ライダーの可愛さはとびきりだし、完成したキルトは傑作。ソフィアの作った人魚のキルトが特に好き。それ以外にも背景に映るキルトやクッションカバー、フラワー缶なども素敵なものばかり。映画の中に流れている空気も楽しめる。